朝日米は岡山県を代表するお米
「朝日米といえば岡山」といわれるほど、朝日米は岡山県を代表する米です。
その歴史は古く、明治時代にさかのぼります。朝日米は西日本における良質米の代表品種として、昭和初期に一時代を築いた「旭=京都旭」から選抜された晩生種として高い評価を受けていました。
朝日米は玄米を精白したときの歩溜まりがよく、同じ一生でも神力に比べて重たかった為市場に歓迎されました。
また朝日米はふくよか且つあっさりした味をしており、日本人の好みや食生活に合いやすく、口当たりも良いと評判でした。
岡山県農業試験場でも京都府農業試験場から朝日米を取り寄せ、神力を対象とする品種比較試験を行っていましたが、品質が良く、良食味で収量も神力に劣らないなどの理由により、大正14年2月に奨励品種に決定されました。
そのころ岡山県ではすでに「旭」と称されていた品種が別に存在していたこと、および「京都旭」との混同を避けるため、「朝日」の文字が用いられたと伝えられています。
減農薬製法でからだにやさしいお米作りを
農薬は除草・殺虫・殺菌など、あらゆる効果が期待できます。
しかし、農薬の種類や量はしっかり考えなければ安全性の高いお米を作ることはできません。
そのため、当農園では田植え中に一度だけ農薬を使用し、それも法令で指定されている農薬基準の半分以下に抑えています。
農薬を極力少なく、からだに残留しないように。
本当に美味しくてからだに良いお米をお届けするために、ヤシロファームは減農薬製法に取り組んでいます。
水へのこだわり
お米はお水を変えるだけで、仕上がりの味も大きく変わります。
ヤシロファームは、雨が山に降り注ぎそれが湧き出た”天水”のみを使用してお米を生産。
山のミネラルをたっぷり含み、山で浄化された汚染されていない水を使うことで、お米の美味しさの奥行きが格段に広がります。
お客様からは「また食べたくなるような味」とご好評をいただけております。ぜひ一度お召し上がり下さい。
お米ができるまで
1.種子の準備
美味しいお米を作るために、ヤシロファームでは毎年種を更新しています。
毎年種を更新することで元気なお米ができます。
苗箱に種をまく前に、種を消毒します。
消毒と言っても農薬を使用するわけではなく、60度のお湯で10分間湯温殺菌を行います。
2.種まき
苗箱に土を入れて平らにした後、種をまきます。
種の数や植え付けの本数、株間などには徹底的に配慮して作業を行います。
3.育苗
出芽処理を行い、温度を高めて出芽を促します。
出芽後は外気にならして、苗を田植え可能な状態へと育てていきます。
4.田植えの準備
耕うんし、お水を張り代かきを行い、移植の準備を整えます。
肥料は窒素・リン酸・カリを3要素として使用します。
5.田植え
2~4本ぐらいの苗を1株にまとめて、田植えをしていきます。
このとき、しっかりと間隔を空けて植えるように注意し、このタイミングで一度肥料と除草剤を使用します。
6.生産管理
除草や害虫駆除、お水など生産管理を行います。
苗の状態を見ながら適切な水量を心がけています。
工程をどこまでこだわるかによって、お米の味が変わってきます。
7.収穫
収穫適期を逃さないようにコンバインで一気に収穫します。
ここまでの道のりは長かったですが、いよいよ収穫です。
稲の穂を刈る稲刈と、稲から籾を取る脱穀作業を行います。
8.乾燥
収穫した籾を乾燥させ、籾殻と玄米に分ける作業を行います。
このときにヤシロファームでは、揺動籾摺機を使用しています。
よりお米に傷がつきにくいよう配慮しています。
9.出荷まで
【玄米出荷までの場合】
色彩選別機にかけ、不純物を取り除きます。
袋に詰めて、皆さまの元へお届けいたします。
【白米出荷の場合】
玄米と同様、色彩選別機で不純物を取り除きます。
精米し、白米の状態で再度色彩選別機にかけ、不純物を取り除きます。 そのあと、袋に詰めて皆様の元へお届けします。
【玄米、白米どちらでも販売できます】
精米後は一週間以上経過すると食味が落ちやすくなります。
玄米でのご購入をお勧めいたします。